宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」が原作の舞台「My Neighbour Totoro」は、英国で2022年に初演され大ヒット。今月からロンドン・ウェストエンドで無期限のロングランが始まる。トトロやネコバスなどのパペット(人形)が活躍する舞台は、どのように生まれたのか。パペットをデザインした、米国を拠点とする人形遣いのバジル・ツイストに聞いた。
「作品をより良いものにして、さらにたくさんの人に届けることができる。こうして『旅』を続けられることは、本当に幸運だし、興奮しています」
今作に参加する前から、「トトロ」に加え、「千と千尋の神隠し」や「もののけ姫」といったスタジオジブリのアニメに親しんできた。
「時間の感覚が、とても独特ですよね。とてもゆっくりと穏やかな時間が流れている一方で、例えば『トトロ』のネコバスが到着した時のように、爆発するような熱狂的瞬間がある」
「舞台の創作に向けて作品を見ている時、ネコバスやトトロとの出会いの瞬間を目にして『一体、これをどうやって表現したら良いんだろう?』と考えていました」
インタビュー後半では、ツイストさんが、自身と日本との深い縁についても語ってくれました。
多くの人たちに親しまれてい…